230514 言いたいことがありすぎる

曇りのち雨。冷蔵庫の中に何もないから買い出しにいかないとまずいのに、明日の午後まで雨らしくて買い出しにいけない。買い出しにいけるようになるまで家にあるものでなんとかサバイブする必要が出てきて、急に緊張感増してきた。

 

旅行記

3月末に旅行にいった真鶴のことも、ゴールデンウィークに行った瀬戸内のことも書きたい、書こうと思っていたのに、考えれば考えるほどブログに書き記せることがあんまりないな……とにかくどちらも本当に本当に楽しかった。

 

真鶴

3月最終土日に訪れた真鶴では両日とも生憎の雨だったんだけれど、そこでお会いした現地の方が「(真鶴は基本的に晴れているのに)雨に降られたら、真鶴に縁があるということなんですよ」と教えてくれて、友人と二人で色めきたってしまった。半分冗談、半分本気で「移り住もかな……」と思った。
真鶴は神奈川県で唯一の過疎地らしく、移住者の数は年々増えているけど、亡くなる人の数には追いついていないらしい。建築規則がものすごく細かいから町全体の統一感がとれていた。土地の高低差が激しく、特に海辺付近はどこにいても海を見下ろすことが出来る。高いところにいると視界を遮るものが本当に何もなくて、空が広かった。

それと、この2日間だけで現地の方々に大変良くしてもらって、何から何まで助けてもらう旅だったのが印象的だった。一緒に行った友人とは本当にざっくりした予定しか立てていなかったのだけど、宿泊先のAirbのご夫妻が車を出してくれて送迎をしてくれたり、雨の真鶴でできることをあれこれ提案してくれたし、昼食をとった『そうめん真鶴*1の店主の方が車で閉店間際の真鶴出版まで送ってくれて、そのあと訪れた「本と美容室」さんでは既に閉店時間だったのにも関わらず閉店準備をしているあいだ本を見させていただけたし温かいお茶まで出していただいた。たった1泊2日だけだったけれど、ホスピタリティをびしばし感じた。晴れていたら雨模様のとき以上に絶対に歩くだけで楽しいエリアだと思うので、ぜひ機会を見つけてまた行きます。*2

 

瀬戸内

一緒にpodcastをやっている友人のこなものちゃんの提案で企画された旅行。何度も思い返しては、本当に夢のようだな…としみじみしてしまうほど楽しかった。「こんなタイミングでもなければ乗る機会はそうそうないだろう」と思って東京から寝台列車に乗って向かえたのも良い体験だったし、島にフェリーで行き、GWだから初日はどこもレンタサイクルの空きがなくて困るも、今回も現地の方に拾ってもらえて車で豊島美術館にいけたり、直島での宿泊先が最高だったり、どこもかしこも猫がいたり、雨の予報だったのがなんとか自分達が遊び倒す間は持ち堪えてくれたり、行く先々で写真をバシャバシャ撮りあったり、ず〜〜〜〜〜〜っっとお喋りしたりしていた。会話が一番のエンタメすぎる。あと口に入れたもの全部美味しかったです。

 

旅の目的地が魅力的なのは勿論、それぞれ一緒に行った友人たちとなら多分どこに行っても楽しいと思える旅だった。大好き……泣
今年に限らず、これからもっと友人たちと旅行にバンバン行きたい。自転車漕ぎたい。空の広さ感じたい。帰る時間とか気にせず夜遅くまで喋りたい。

 

 

■寅すてep.64の補足

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聴き返していたら、めちゃ言葉足らずだったかも…と思えてしまって、いてもたってもいられなくなったので以下補足文です。とはいえ、ここは私の私による私のためのブログなので、文字数とか言葉数の多さとか回りくどさとかそういうの全て許容して書いていくので読んでも読まなくてもOKです!100自分自身のもやもや解消のためにやる。

12:25のおたよりから、自分達の恋愛観について話していた箇所に関連して;

[25:53]
社会では、自分がいま求めている『ひととの“コミットし合い” 』をやるには“恋愛”しかない、と思わされている

  • 自分が他者とやりたいと望んでいる“コミットし合い”というのは、すなわち「恋人になる」ということではなくて、いくら親しい友人関係であっても自分が遠慮の線引きをしてしまうところを飛び越えてもよい(その合意がとれている)関係になる、ということを示している。
    • 私が欲しがっているのは「恋人」ではなく「家族」のため…。

[27:55]

『自分が選ばれないかもしれない』ってずっと思っている
(自分が)元気なときは『選ばれなくたって、エエ!』『俺が、俺を、選ぶ』と思えるんですけど、そうじゃないときとか……“寄りかかる”のが自分は下手なので、寄りかかって良いですよ、というのがあると気持ちが楽

  • ここでいう“選ばれる”というのは「優先される*3」ということを意味します。
    • 従って、『選ばれなくたっていい(=特定の他者から特段優先されなくてもよい)』『俺が俺を選ぶ(=自分が自分を優先しますので)』となる。
      • ここの言葉選びが下手だったね……絶対わかりづらかった
  • その直前にこなものちゃんが「自分には好きな人が沢山いて、みんなそれぞれいろんなベクトルで大切なのに、『あーたにはあーし』をしてしまうことで、好きな人たちのなかに順番をつけるみたいで、それがすごく自分はできないな、と思った」という話をしてくれていた。
    • それを受けて、結構自分自身がこなものちゃん寄りの回答をしてしまった気がしていて、立場が曖昧に感じられる言葉選びを無意識にやったかも
    • こなものちゃんが「好きな人たちに優先順位をつけるのが苦しく、できない」という立場なのに対して、窓辺は「優先したいし優先されるという確証(保証)のある/合意がとれている特定の他者が欲しい」という立場に立っています!そちらの方が私は安心できるため。

[29:00]
例えば家族。例えば友人。どっちも超大切で、『どっちも一位』だと自分は思っているから、例えば『あーたにはあーし』を決めたとしても、別軸で一位になる

  • これは半分合ってて、半分間違ってる…と思ったところ。
  • 間違いなく『どっちも一位』だし『別軸』ではあるが、どうしても自分を最優先してくれる且つ自分も最優先する「家族」に対して、「友人」は自分を最優先してくれる保証がない(保証はどちらにせよないが…)し、自分自身も緊急時にはきっと家族を優先することになるだろうなと思うため、そこが明確な違いとしてあるのでした。
  • だから自分の捉え方として完全に「家族」と「友人」に違いがないかといったらそれは嘘になるね、という感じ。

[31:08]
あんまり『交際者が友達より上』って思ってないから(“あーたにはあーし”をしようとすることが)気にならないのかも

  • これは本当にそうだし、シンプルに友達といるより楽しい人と思える人と交際してこなかったからな気がしないでもないです🎶my bad🎶

 

[31:30]
こなもの「窓辺ちゃんが誰か私以外の人と付き合います交際しますってなったら心のどこかで傷ついてるんだと思う」

窓辺「う〜ん、それもわかる!自分がこなものちゃんの立場だったら同じように感じると思う」

  • 私の言った「それ『も』わかる」というのは、「こなものちゃんの認識下でいけばその解釈になるのがわかる」し、「自分にとっての重要な他者に対して、ある特定の/一部の(でも肝要な)部分において自分は求められるバリュー提供ができないがために、そのほかの部分を自分が満たせている自負があったとしても、逆にその一部分が満たせるけどほかは自分と比較した時に大したことない(失礼)と思うポッと出の誰かにその重要な他者にとっての『交際相手(≒優先順位1位)』という枠をとられる」というのがモヤるのはわかる、という意味で出した相槌でした。
    • 私のなかでは「交際相手」がすなわち「優先順位1位」とはならないので、自分と同じような捉え方をしている人間が誰かと付き合いますと言い出してもそれに対して特に傷ついたりはしないかもなと思う。ただ、私と同じような捉え方(交際相手≠優先順位1位)をしている人はほとんど見たことがないので、結局はこなものちゃんが言ってくれたのと同じような感じ方をすることになるでしょうね〜という意味での「それ『も』わかる」だった
  • ↑あの相槌だけじゃ絶対これ全部伝わるわけなくてウケる

 

[32:00]

でも難しいのがさ、私はこなものちゃんと交際してもこなものちゃんのことを楽しませてあげられない気がする

大好きな人たちに対してみんなに思う

例えば女友達だったら、みんなは男性と付き合いたいだろうなって思ったりとか、(中略)こっちもさ、『あなたを一番幸せにします』と思って交際できない。絶対に私より、あなたが求める“男性からの承認”という意味での交際を(提供できる人がいると思っちゃう)

  • これは良く考えたら性別限らずロマ(Allo)の人に対して自分が常に感じていること…。
    • 「あなたがおそらく交際関係に望むであろう恋愛感情を私からは提供ができない」と思っているため、こういう感じ方になっている。
  • 「楽しませてあげられない」は語弊があって、絶対に自分と一緒にいて楽しくならないわけがないと思うのですが*4、でもやっぱり自分自身は求められているものが提供できない、という後ろめたさを抱えている。

 

ひとまず以上です。文字数が想定の5倍ぐらいある。常に言いたいことがありすぎる。

 

 

■読書記録

引越しをしてから半年が経過しようとするいま、漸く図書館の利用者登録をしたのであれこれ借りて大はしゃぎしている。図書館って最高。

読んだ本

・はらだ有彩『女ともだち

大昔に試し読みして以来ずっと気になっていて、ようやく読めました。本作のなかで言及されていた作品全て観たい/読みたいし、女女の関係にさまざま角度からフォーカスされている本を初めて読んだので大変満足感も高く、ともすると感情が昂って泣いてしまいそうになるほどアツい文章だった。読みながら、これまで我々に提示されてきた女女表象について考え、自分自身の「女ともだち」に思いを馳せた。

いま読んでいる本

・キム・ジヘ『差別はたいてい悪意のない人がする 見えない排除に気づくための10章

目次の時点でドのつくアガりっぷりで読み進めるのが待ちきれない。

 

 

前回の更新から少し間が空いてしまって、気持ちが浮いたり沈んだりを繰り返し、その間あれこれ思ったり書こうとしたことがあったんだけどep64の補足が思いの外ヘビーな文量になってしまったため本日は以上とします。

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  • Lyn Lapid
  • ポップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

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*1:無類のそうめん好きである自分達にぴったりだと友人が見つけてくれて、予約をしていた手打ち素麺のお店。今回のふたり旅の目玉イベントだった。「日本で最も長い歴史を持つ麺、そうめんを次の世代につなぐお手伝いをすること」というアチすぎるミッションを掲げているお店で、2023年5月現在は予約制。8月以降に本格運営が始まるらしいので絶対行ってください。

*2:今回宿泊したAirbのご夫妻のキャラクターも物凄く濃くて、きっと忘れないな…という体験だった。しかし、己の怠惰さのあまり2ヶ月経った今もレビューが書けていなくて心苦しさがMAX

*3:230515時点でこの言葉の置き換えにちょっと満足していないので後日追記修正予定… (2023/07/30追記)数ヶ月考えて友人にも話を聞いてもらったりしましたが、私が想定している「優先」と一般的に想定される「優先」には違いがあるようです。ここでいう「優先」は別に「独占する/される」ということを意味しません.....適切にピタッと当てはまる言葉が出せずもどかしいが、あえて選ぶなら「大事に思う」「特別な存在であると認識する」みたいなイメージです。

*4:✨HIGH SELF ESTEEM QUEEN✨としてやらしてもろてます